名古屋まつりNAGOYA  FESTIVAL             平成21年10月3日【土】・4日【日】 本文へジャンプ



山車揃


名古屋まつりでは、市内に現存する貴重な山車の中から9車が一堂に会します。
豪華な刺しゅうがほどこされた水引幕、見事な高欄の彫刻や精巧なつくりのからくり人形など、
まるで動く芸術品のような「山車」9車を一度に見られる貴重な機会です。

山車の行列コース
土曜日 / ―

日曜日 / 市役所 → 大津橋 → 桜通大津 → 栄

山車の紹介 (説明の中の数字は、①制作年 ②本陣 ③文化財指定年 です)
神皇車 (じんこうしゃ)

①文政7年(1824)
②東区筒井一丁目12-36(旧称 筒井町1・2・3丁目)/神皇車保存会
③文化財指定/1973年市有形文化財

郷土の高名な画家、森高雅、山本梅逸、渡辺清が下絵を描いた豪華な十二支の刺しゅうの水引幕は、江戸時代の工芸美術の逸品です。

からくりでは巫女が鬼面をつけ、そして錦の衣装に早変わりをして龍神の本体になるさまは見逃せません。
湯取車 (ゆとりぐるま)

①万治元年(1658)
②東区筒井町4丁目(旧称  筒井町4丁目 車道町4丁目)/湯取車保存会
③文化財指定/1973年市有形文化財

水引幕に描かれた雲龍の刺しゅうの下絵は、森高雅の手によるものと伝えられています。また、金箔塗りの鏡天井や、高欄の彫刻など豪華な仕上げとなっています。

釜から湯気が吹きだす様子を紙吹雪で表現するからくりは、湯取り神事をうつしたもの。一見の価値があります。 
鹿子神車 (かしかじんしゃ)

①延宝2年(1674)頃
②東区新出来一丁目5-1(旧称 西之切)/西之切奉賛会
③文化財指定/1973年市有形文化財

水引幕に鮮やかに描かれている孔雀の総刺しゅうの下絵は、森高雅の筆によるものと伝えられています。

小太鼓を打ち鳴らして逆立ちする唐子人形、その人形を見た梅唐子の人形が手太鼓を打ち、走り回る2人の出来を見た大将が軍配をあげるという筋立ても面白いからくりです。
王羲之車 (おうぎししゃ)

①昭和(1948~1952)
②東区古出来一丁目1-6/お祭囃子保存会
③祭囃子文化財指定/1974年市無形文化財

寛保年間より天王祭りで使われていましたが、空襲により焼失。その後、約五年の月日を費やして復元されました。

唐子人形が逆立ちして、獅子を舞う時に演奏される人形囃子は古出来町の秘伝といわれ、他ではあまり聞くことができない独特な祭囃子です。
河水車 (かすいしゃ)

①延宝2年(1674)
②東区出来町三丁目19-21(旧称 中之切)/中の切奉賛会
③文化財指定/1973年市有形文化財

4本柱や高欄廻りは檳榔樹(びんろうじゅ)、懸魚(げぎょ)は龍の丸彫り、金箔付き金具は二分厚の板、塗りは溜塗りと、この近郊では他に見られないほど豪華な造りです。

からくり人形は石橋(しゃっきょう)獅子で、大将の他に2体の唐子がおり、左右に走る中人形の唐子が売った太鼓につれて、獅子役の唐子が上下に踊ります。衣装も二体が対をなす鮮やかな美しさです。
紅葉狩車 (もみじがりしゃ)

①文政年間(1818~1830)
②中村区名駅五丁目(旧称 花車町1丁目 小鳥町南部)/紅葉狩車保存会
③文化財指定/1973年市有形文化財

徳川の許し紋として先提灯に葵の紋を印した威厳あふれる山車。

からくりは能の「紅葉狩」の所作を写したもので、維茂・鬼女・従者の三体からなる人形は、名工・竹田源吉の手による傑作といわれています。また、森高雅の筆によるとされる大幕の鹿の絵も必見です。
唐子車 (からこしゃ)

①文政年間(1818~1830)
②中村区名駅南一丁目8-5(旧称 内屋敷町)/唐子会
③文化財指定/1973年市有形文化財

制作当時のままの車上のからくりは、前後左右に動き、逆立ちをするなど、まるで生きているかのような精巧な出来栄えです。

祭囃子には能囃子を使い、大つづみの代わりに太鼓を当てるなど、江戸の勇(いさみ)・京の雅(みやび)を取り入れた独創性ある上品な囃子です。
二福神車 (にふくじんしゃ)

①文政年間(1818~1830)
②中村区名駅五丁目(旧称 花車町2丁目)/下花車二福神車保存会
③文化財指定/1973年市有形文化財

恵比寿(えびす)が鯛を釣り、大黒(だいこく)が打出の小槌を振ると宝船が飛び出し、その様を見た二福神が喜んで踊りに戯れ…。

ユニークなからくりとともに、水引幕の金波怒涛(きんぱどとう)、猩々緋(しょうじょうひ)の赤大幕、「下花車」の黒刺しゅうなど、そのあでやかな意匠にも魅了されます。
福禄寿車 (ふくろくじゅしゃ)

①延宝4年(1676)
②中区栄三丁目35-30(旧称 末広町)/若宮八幡社
③文化財指定/1973年市有形文化財

水引幕には法眼梅山の筆による優雅な群鶴の刺しゅうが描かれています。

麾振り(ざいふり)人形は、塩売男をうつした珍しい人形で、山伏多聞院の作であったものを、明和4年に人形師・竹田寿三郎が改良し、さらに動きが多彩になったといわれています。