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名古屋まつり 令和6年10月19日(土)・20日(日)開催
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まつり行列

山車揃


だしぞろえ 【市指定文化財】

時を越えて受け継がれた、まつりの華。そして、伝統工芸の粋。

河水車
かすいしゃ

山車の4本柱や高欄廻りには檳榔樹(びんろうじゅ)が使われ、この近郷では他に見られないほど豪華な彫り、塗り、金具が特長。2体が対をなす人形の所作や衣装もあざやかな美しさです。
●制作:延宝2年(1674)
●本陣:東区出来町三丁目19-21(旧称中之切)/中之切奉賛会
●文化財指定:1973年市有形文化財 (2014年から市無形文化財)

王羲之車
おうぎししゃ

この山車の人形囃子は、祭囃子の中でも他に例のない独特のもの。古出来町秘伝といわれ、獅子頭をつけた唐子のからくり人形が逆立ちして獅子を舞う時に演奏されます。
●制作:昭和(1948~1952)
●本陣:東区古出来一丁目1-6/お祭囃子保存会
●祭囃子文化財指定:1974年市無形文化財

鹿子神車
かしかじんしゃ

水引幕は森高雅の下絵による豪華な孔雀の総刺しゅう。からくり人形3体の動きは、唐子2体が逆立ちしたり、太鼓を打ち鳴らし、大将がその出来の軍配をあげるというユニークな内容です。
●制作:延宝2年(1674)頃
●本陣:東区新出来一丁目5-1(旧称西之切)/西之切奉賛会
●文化財指定:1973年市有形文化財 (2014年から市無形文化財)

神皇車
じんこうしゃ

森高雅、山本梅逸ら郷土の高名な画家が下絵を手がけた十二支の水引幕は、江戸工芸美術の粋を伝えます。また巫女から鬼面、そして龍神へと様変わりするからくりは必見です。
●制作:文政7年(1824)
●本陣:東区筒井一丁目12-36(旧称筒井町1・2・3丁目)/神皇車保存会
●文化財指定:1973年市有形文化財 (2014年から市無形文化財)

湯取車
ゆとりぐるま

人形や雲龍の刺しゅうの水引幕は制作当時のもの。金ぱく塗りの鏡天井、高欄の彫刻も見事です。釜から湯気が吹きだすように紙吹雪が舞うからくりは、湯取り神事をうつしたものです。
●制作:万治元年(1658)
●本陣:東区筒井町4丁目(旧称筒井町4丁目車道町4丁目)/湯取車保存会
●文化財指定:1973年市有形文化財 (2014年から市無形文化財)

二福神車
にふくじんしゃ

恵比寿(えびす)、大黒(だいこく)の登場するユニークなからくりが魅力。水引幕の金波怒涛(きんぱどとう)の刺しゅう、赤大幕、「下花車」の黒糸刺しゅうなどの意匠も印象的です。
●制作:文政年間(1818~1830)
●本陣:中村区名駅五丁目(旧称花車町2丁目)/下花車二福神車保存会
●文化財指定:1973年市有形文化財 (2014年から市無形文化財)

紅葉狩車
もみじがりしゃ

先提灯には、許し紋として徳川家の葵の紋。からくりは能「紅葉狩」の所作をうつしたもの。維茂(これもち)、鬼女、従者からなる人形は名工・竹田源吉の傑作といわれています。
●制作:文政年間(1818~1830)
●本陣:中村区名駅五丁目(旧称花車町1丁目小鳥町南部)/紅葉狩車保存会
●文化財指定:1973年市有形文化財 (2014年から市無形文化財)

唐子車
からこしゃ

しなやかに動く堅木(かたぎ)の精巧なからくりは、制作当時のもの。祭囃子には能囃子を使い、大つづみのかわりに太鼓を当てるなど、面白さを加えつつ上品さを保っています。
●制作:文政年間(1818~1830)
●本陣:中村区名駅南一丁目8-5(旧称内屋敷町)/内屋敷唐子車保存会
●文化財指定:1973年市有形文化財 (2014年から市無形文化財)

福禄寿車
ふくろくじゅしゃ

若宮八幡社の祭礼車として作られ、水引幕には群鶴の刺しゅう。福禄寿の人形を始め4体の人形が載る。多彩な動きを見せる小唐子と中唐子は明和4年(1767)に人形師・竹田壽三郎が改良したといわれています。
●制作:延宝4年(1676)
●本陣:中区栄三丁目35-30(旧称大久保見町)/若宮八幡社
●文化財指定:1973年市有形文化財 (2014年から市無形文化財)